2019年9月4日水曜日

芦ノ湖白浜 #2

藤兵衛の操舵するボートで水上スキーを楽しむ風見
この湖は前回の投稿で書いたように芦ノ湖で撮影されていた。湖上を無尽に航行してるように見えるが白浜の入江になった辺りを回っているだけだと思われる。
下の画像でボートの左側で岬の先に岩が2つ3つ見えているのが箒ヶ鼻と呼ばれる岬で現在も岩が残っているのが分かる。対岸側は箱根園の先の都嶋ノ鼻辺りだろうか。
風見の後方に見える浜は白浜と呼ばれる砂浜。
 このカットでは撮影班かどうかは分からないが車が止まっているのが分かるが、現在は草が生いしげり車を降ろせるルートが無かった。
 白浜の前で旋回したボートの先、右側はトリカブトと名のついた岬。この対比の写真は白浜から撮っている。
 風見の後方は白浜の対岸にある箱根園の施設だと思われる。
純子の見ている先は箒ヶ鼻、その先に山伏峠と右側は三国山。
無人のボートを不審に思っていると桟橋でデストロンが拉致していくのを目撃する。
この桟橋はトリカブトと白浜の間にあったもので観光船の発着用として作られたが結局使われずじまいだったそうだ。2000年代に入る頃までは現存していたようだがご覧のように撤去されてしまった。劇中では桟橋の先の木陰にロケバスと思しき車が停まっているがたまたま撮影に訪れた日も同じ場所に釣り客の白いワンボックが停まっていた。
検証にさすがにモーターボートには乗れないので同じアングルで撮影するにはどうしようか迷い、まずは岸から撮影するもまるでダメ。次は湖を周回する観光船に乗ってみたが撮影が行われたエリアからはコースが外れていてイメージが違っていた。
しばらく迷った結果、箱根関所側から手漕ぎのボートを借りて湖に出てみた。貸しボート屋からは1kmも離れていないのだがさすがに慣れていない私一人で漕ぐには少し酷だった。もし行ってみようと思った方がいれば数人で行くか船舶免許を持った方に同伴してもらったほうがいいでしょう。

ちなみにこの芦ノ湖白浜と桟橋は帰ってきたウルトラマン第34話「許されざるいのち」にも使われている。このエピソードでは偶然にもここともう1箇所、V3第23話と共通するロケ地で調布にあった「国領憩いの家」が使われていた。

2019年9月2日月曜日

芦ノ湖白浜 #1

湖畔をサイクリングする若者グループ
この第23話に登場する湖は藤兵衛の運転するモーターボートの船名が"ふじ”と書かれていたことから富士五湖のいずれかで撮られたのではないかと思い込んで西湖や河口湖ばかり調べていたが実際には湖のシークエンスの全ては芦ノ湖の南側で撮られていた事が判明した。
冒頭の砂浜のシーンは芦ノ湖白浜での撮影。検証に訪れた日は撮影当時よりも水位が高く浜が1/3ほどしか無く人が歩くのがやっとだった。(対比写真に写る荷物はそのわずかな浜でソロキャンプしていた方の物)
 続いて湖畔と思われる砂利道は先の白浜へ至る県道737号長尾芦川線。正直なところ該当しそうな箇所が2、3箇所あり決め手に欠けたが最も道幅、道の傍の土手の傾斜が近かったところで撮影。映像は少し高い足場の上から俯瞰で撮影しているので後方の道の先まで見えているがここも同様のカーブが続いている。
 通行止になっていた先が白浜。

2019年8月26日月曜日

秋谷の立石

デストロンの強制収容所から脱走する山下
デストロンのモニターに映し出された直立する岩は横須賀の相模湾を望む景勝地"秋谷の立石"。
ここは他エピソードでの使用が無くライダーのロケ地としては珍しい場所ではあるが、恐らく同話のガルマジロン決戦が撮られた鷹取山から近い事から同日に撮影が行う事が出来る距離と言う事で選定されたのではないかと思われる。*あくまで筆者の推測です。
出展:第41話「あッ!人間が溶ける!ヨロイ元帥登場」

2019年6月19日水曜日

大雄山最乗寺

木霊ムササビとの初戦は南足柄市にある大雄山最乗寺。
変身したV3が立ったのは奥の院に至る階段の途中。
 烏天狗像
 鼻高天狗像
 御真殿の周辺には奉納された大小さまざまな団扇と和合の下駄が置かれている。劇中と比べていただくとわかるが当時と今で倍くらいにはなっている。
 V3が履いた下駄も健在。

また、冒頭の学者がキノコを採取しているシーンや初戦で木霊ムササビが姿を現すシーンなどで大きな杉の木が映る場所は恐らく参道周辺だろうと思われるが具体的な位置はつかめなかった。
 37話ラストの風見が寺から帰る森に囲まれた道も最乗寺参道。

安楽寺

舞台となるシゲルの親戚の寺は青梅市の名刹安楽寺。冒頭に映るのは表門脇に生える都の天然記念物に指定されている千年杉。当時のカメラ位置に立派なツツジの植え込みがあり同じ位置に回り込めず。
カメラがパンする瞬間に当時の案内看板が映り込んでいる。
杉の先にある茅葺の鐘楼堂。苔むした屋根に朱塗りの柱は緑の中にあって一段と映えます。
住職の背後の本堂。基本的な構造はそのままだが茅葺だった屋根が銅版葺きに、前面の戸がすりガラスにと改修されている。
鐘はもちろん当時のまま。
正式な名を成木山愛染院安楽寺というそうで"愛染院"と書かれた扁額が掲げられる。
この大きな寄棟の屋根を賄う茅を確保することが困難になって銅葺きに変えたそうだ。
硫黄が吹き出ていた寺の名物だという沼は軍茶利明王堂にある現在は綺麗に整備されたこの池ではないかと思われる。

夜に住職がお経をあげていた本尊の不動明王は実際のこの寺での撮影と思われる。二郎や住職が寝ていた部屋も恐らくここだろう。
風見の電話をしていた玄関にあたる場所はここだと思われるが改修されたのかイマイチ一致せず。再訪した際にはお寺の方に聞いてみよう。
シゲルが逃げてきた場所は寺と少し離れた境外仏堂、軍茶利明王堂の仁王門。
カヨコが捕まったのは参門。訪れた当日は生憎閉められていた。
門の外から同アングル。
木霊ムササビを倒し寺を去るシゲル
カヨコが捕まったのと同じ参門。
寺を後にする風見。
現在では正面の道路も綺麗に整備されている。
風見たちが様子を見に入っていった寺の裏の森も恐らく実際にここの裏山だと帰宅してから気づいた。

この寺は木霊ムササビ初戦のロケ地が南足柄市の大雄山最乗寺、決戦もその近くで撮られていたことからてっきり足柄〜山北辺りだと思い込みその周辺しか探してこなかった。扁額に書かれた"愛染院"も読めてはいたがエリアを絞って探していたので引っかかるはずもなかったというわけだ。別案件を調べている際にふと思い出しエリアを広げたら難なく見つかった。綺麗に手入れされた境内の千年杉や大きなお堂はロケ地とは関係なく風情のある心地の良い空間であった。