2019年6月19日水曜日

安楽寺

舞台となるシゲルの親戚の寺は青梅市の名刹安楽寺。冒頭に映るのは表門脇に生える都の天然記念物に指定されている千年杉。当時のカメラ位置に立派なツツジの植え込みがあり同じ位置に回り込めず。
カメラがパンする瞬間に当時の案内看板が映り込んでいる。
杉の先にある茅葺の鐘楼堂。苔むした屋根に朱塗りの柱は緑の中にあって一段と映えます。
住職の背後の本堂。基本的な構造はそのままだが茅葺だった屋根が銅版葺きに、前面の戸がすりガラスにと改修されている。
鐘はもちろん当時のまま。
正式な名を成木山愛染院安楽寺というそうで"愛染院"と書かれた扁額が掲げられる。
この大きな寄棟の屋根を賄う茅を確保することが困難になって銅葺きに変えたそうだ。
硫黄が吹き出ていた寺の名物だという沼は軍茶利明王堂にある現在は綺麗に整備されたこの池ではないかと思われる。

夜に住職がお経をあげていた本尊の不動明王は実際のこの寺での撮影と思われる。二郎や住職が寝ていた部屋も恐らくここだろう。
風見の電話をしていた玄関にあたる場所はここだと思われるが改修されたのかイマイチ一致せず。再訪した際にはお寺の方に聞いてみよう。
シゲルが逃げてきた場所は寺と少し離れた境外仏堂、軍茶利明王堂の仁王門。
カヨコが捕まったのは参門。訪れた当日は生憎閉められていた。
門の外から同アングル。
木霊ムササビを倒し寺を去るシゲル
カヨコが捕まったのと同じ参門。
寺を後にする風見。
現在では正面の道路も綺麗に整備されている。
風見たちが様子を見に入っていった寺の裏の森も恐らく実際にここの裏山だと帰宅してから気づいた。

この寺は木霊ムササビ初戦のロケ地が南足柄市の大雄山最乗寺、決戦もその近くで撮られていたことからてっきり足柄〜山北辺りだと思い込みその周辺しか探してこなかった。扁額に書かれた"愛染院"も読めてはいたがエリアを絞って探していたので引っかかるはずもなかったというわけだ。別案件を調べている際にふと思い出しエリアを広げたら難なく見つかった。綺麗に手入れされた境内の千年杉や大きなお堂はロケ地とは関係なく風情のある心地の良い空間であった。

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