2020年11月10日火曜日

港の見える丘公園 #1

孤児仲間から嘘つき呼ばわりされ盗みの疑いを掛けられた健一は丘の上の公園で亡き両親を想い出していた。
ここは港の見える丘公園の展望台。首都高が通り大きく変貌している街並みだが背の高いマンション、アイビスハイツ山下公園が現存している。
パンする瞬間に映る山下埠頭。現在ここに映るいくつかの倉庫建屋は消失してしまい、替わりに動くガンダム像が建設中である。(2020年11月現在)
当時は大桟橋や氷川丸が見通せたが土手の木が育ってしまいこの通り。健一が立っている場所では既に何も見えなくなってしまっているのでもう一段上にウッドデッキが設けられた。この写真を撮った時点では観光客が眺望を楽しめたが床板の腐食で抜けてしまい現在立ち入れない状態だ。
海を見つめる健一の後方に見えているのは東洋信号通信社の建物。見通しのきく木立の抜けた角度から撮っているので若干アングルが異なる。
木立の先には横浜マリンタワーが。トラス状のタワーは補強されて一回り太くなり配色が変わるだけでいくらかモダンに見える。
1973年時点では横浜ベイブリッジの先、大黒埠頭はまだ埋め立ての最中で薄らとしか確認出来ない。
現在この区画には立ち入れずアングルが少しずれるが鉄製の手摺りが当時のままなので位置関係がよくわかる。
健一のハーモニカの音に近づく人影が。
当時のこの階段の位置はウッドデッキが設けられた際に地形が変わり段差が無くなっている。
カメラ位置に回り込めないので止むを得ず劇中の風見の背後の段差の上辺りから同じ方向を撮っている。
風見の後方はKKRポートヒル横浜。
健一の身の上を聞いて自身を重ねる風見
風見の背後の鉄塔は東洋信号通信社のアンテナ



0 件のコメント:

コメントを投稿