2019年5月20日月曜日

新宿3丁目

バダル弾を受け朦朧としながら彷徨う風見。
ここは新宿駅南側を通る甲州街道の陸橋。東南口の拡張工事で景観が大きく変化している。風見の左後ろ、コートを着た人物がいるあたりに新宿3丁目に降りる階段があったが90年代に拡張工事の際に姿を消した。
そのままカメラを過ぎて甲州街道を西に向かう。当時は高い建物が無かったが現在は左手に新しいバスターミナル、バスタ新宿が出来た。
バダル弾の影響で力が制御出来ず彷徨う風見。
ゲリラ撮影なのか手持ちのカメラの揺れる映像だがよく見ると後方に中村屋の看板が確認出来る。中村屋はこの映像ほど大きい看板こそ出ていないが今も同じ場所に在る。また道のカーブの具合、赤い消火栓標識柱から恐らくここだろうと思える場所から撮影してみた。
 緑とオレンジのテント屋根は現在と同じカワノビルの物と思われる。
動揺して彷徨う風見に怪しい男の指示で偶然を装いぶつかるジュン。
ここは新宿3丁目の交差点。背後の建物はロゴから分かるように新宿伊勢丹本店。
 事の顛末を見ていた派出所の警官が飛び出してきた。
映っているのは実際の派出所で現在も僅かに位置を移動して稼働中。なお、この追分派出所はこの撮影の2年前(1971年12月24日)に新左翼による爆弾テロで警官と通行人合わせて9人が負傷するという「新宿クリスマスツリー爆弾事件」が起きた現場。
また、横断歩道の向こうに見えているのはJTB東京新宿支店。当時の映像にも旅行クーポンの文字が確認出来る。
 風見を咎める警官の背後に映るのも伊勢丹の壁面だがぶつかった横断歩道からは見通せない南面の壁が見えていることから少し移動して演技していると思われる。

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